ペンジュラムでリサーチする方法
「宇宙アートとはなにか」という記事の中で、ペンジュラムによってどのような絵にするか、リサーチしながら進めると説明しました。
ここでは、ペンジュラムに馴染みのない方を対象に、ペンジュラムでリサーチするとはどういうことなのか、私が実践している方法をご紹介します。
まず、ペンジュラムですが、これは細い紐の先に錘(オモリ)を付けたものです。紐の先に5円玉を結びつけたものでも良いですし、市販されているものでも良いです。市販されているものは重量のバランスなどが考えて作られていますので、お勧めです。値段の幅はありますが、数千円程度のもので十分です。
ペンジュラムでリサーチする方法はダウジングと呼ばれる方法の一部です。昔から地下の水脈や金属の鉱脈などを探査する方法として使われてきた方法の一つです。ペンジュラムを振るというと、占い師が予言を引き出す時の神秘的な儀式のようなイメージを持たれるかたもいらっしゃるかもしれませんが、それだけではありません。
現代の方法として、筋力反射を使ってリサーチする方法があります。Oリングテストと呼ばれる方法が有名です。これは二人一組で行うやり方で、例えば、ある薬が自分にとって良いものか悪いものを調べたい場合に、一方の手でその薬の箱を触り、他方の手の親指と人差し指で丸を作り、力を入れます。もう一人はその丸を作っている親指と人差し指を離そうとして力を入れます。もし、本人の力が勝って指が開かなければ、それは身体にとって良い物、逆に負けて開いてしまう場合は、身体にとって良くない物、という風に判定します。
これは身体の無意識が、接触した物によって筋肉に力が入ったり入らかなかったりするという反応を示すことを利用して、自分の無意識の答えを引き出すための方法として利用されています。何をリサーチするのかは、質問を言葉にして行います。
「この薬は私にとって害がありますか?」
という具合です。この方法で得られる答はYESとNOの二つの値となります。
ペンジュラムでリサーチするのも、殆ど同じで、YESとNOの二つの値で答えられるような質問を作り、ペンジュラムの錘の振れ方でYESかNOかをリサーチします。
筋力反射を利用する方法は二人一組で行う必要があるのに対して、ペンジュラムは一人でできることから、私はペンジュラムでリサーチする方法を利用しています。
次に、どうやってYESとNOを検出するのかについて説明します。
まず初めに、自分にとってYESの場合の錘の振れ方と、NOの場合の錘の振れ方を検出します。一番簡単なやり方は、「私は男性ですか」「私は女性ですか」というような正解がわかっている問いかけをして、その時にペンジュラムがどう振れるかを観察することです。
私の場合は、YESの時は時計回りに回転し、NOの時は左右に振れる、というのがパターンです。このパターンは人によって異なる場合がありますし、YESとNO以外の振れるパターンもありますが、ここでは触れません。
自分のYESとNOのパターンが確定したら、今度は様々な問いかけに対してどう振れるかを見ていきます。
「この宇宙アートを描くのには赤色は必要ですか?」
「この宇宙アートにおいて、黄色は丸形に描けばいいですか?」
こういう問いかけを宇宙アートの絵が完成するまで続けていく、というやり方で描いています。
こう書くと、無限にある色の中から特定の色を選び出し、無限にある形の中から特定の形を選び出すのは気が遠くなるような作業になるのではないか、と思われるかもしれません。
理論的にはそうなのですが、実際は宇宙アートで使う色は20種類程度です。
また、形については確かに無限にありますが、こんな感じの絵かな、と想像し、その形や描き方で良いかを問いかける、という方法で進めるので、それほどの作業にはなりません。
でも、「どうやってこんな感じの絵」という当たりが付けられるのか?というと、それは何となくこんな感じで良いのではないか、と思い当たったりするというのが実情です。私の師匠は「こんな感じというイメージを思いつくことは、自分が思いついたように思っているかもしれないが、そうではなくて、そう思いつかされているのだ。」と言われていました。
もちろん、いつでも確実に当たるわけではないので、試行錯誤になりますが、10回も試行錯誤することはありません。
こうやって描いた宇宙アートですが、これが当初意図した通りの機能を発揮するかは、実際に使用して検証します。
私の師匠は宇宙アートを描くときは、エネルギーをご自身に降ろしてきて、自動書記で描かれていましたので、リサーチとか検証という作業はありませんでした。
私はそういう特別な感覚を持っていないので、ペンジュラムでリサーチしながら描くという方法でやっています。
この作業も師匠によれば、教えて出来た人は貴方が初めて、と言われましたので、元々の能力を必要とするとは思いますが、できることさえ分かれば、上に述べたような単純な作業で宇宙アートを製作することができます。
ペンジュラムでリサーチする方法の応用として、YESとNO以外に3つ以上の選択肢のある問いに答えを求める方法をご紹介します。
一つは、扇形に選択肢を描いて、どこに向かって錘が振れるかで答えを得る方法です。
例えば数字の0から9を扇形に描いて中心と結ぶ線を描き、その上で錘を中心に設定して振れる方向から数字を拾う、というやり方です。
これができると、今度は問いかけの選択肢に番号をつけておき、どの選択肢が最も良いかを番号で検出する、ということができるようになります。こうして、知りたいことを効率よくペンジュラムで検出できるようになります。
最後に、注意事項を説明します。ペンジュラムは上に述べてきたように、一人でできる便利なツールですが、もし取り組まれるということであれば、信頼の置けるプロの方から習うようにしてください。これは、ペンジュラムで検出する時に、誰が答えているのか?という問題に関係します。
筋力反射の場合は、自分の無意識が答えている、ということになっています。
ではペンジュラムの場合はどうか?
もちろん自分の無意識に答えてもらうこともあるでしょう。でももっと高次な次元から答えを得ることも可能ですし、下手にやると変なものから答えを得ることになったりします。
これはペンジュラムで検出する、という行為が一種の憑依(ヒョウイ)現象を利用していることに由来します。ですから、これを安全に行うためには、しっかりとした先生から習う必要があるのです。自己流でやると危ないので興味だけで取り組まれることはお勧めしません。私も宇宙アートやヒーリングに関することのリサーチの目的だけに利用するに留めています。